1.総会の報告、2.新町内会長あいさつ、3.会員名簿の確認、4.廃品回収、5.町内会費納付率99.9%
1.2015年度町内会総会の報告
去る3月20日(日)に町内会総会を行いました。会員143名の参加がありました。
第1部 町内会総会
下記の3つの事務局提案の議事は、すべて承認されました。
- 第1号議案 2015年度事業報告・決算報告・監査報告
- 第2号議案 町内会長・副会長の改選
- 第3号議案 2016年度事業計画案・予算案
第2部 報告及びミニ講演会
- 「井ノ池に都市公園を求める運動の報告」 〔2015年度町づくり委員会委員長 稲垣実〕
昨年度の町内会総会で「古井町に都市公園設置」について提案し、総会に参加した町民から井ノ池に公園設置の賛同を得ました。
- 「古井神社(ふるいじんじゃ)本殿の歴史的考察」 〔安城市文化財保護委員長 天野暢保さん〕
- 本殿(一番奥の社)は、1685年に建立、造りは一間社(いっけんしゃ)、流造(ながれづくり)、杮葺(こけらぶき)で、この地方では珍しい造りの社である。
- 覆殿(本殿を覆う社)は、1813年に建立、側面の彫刻がほどこされるなど異例の装飾がされている。
- 拝殿(一番前の社)は入母屋造りで、屋根の瓦は本葺きで、千鳥破風(ちどりはふ)・唐破風(からはふ)という珍しい造りとなっている。軒下には二代目瀬川治助作による「海女の玉取り」の彫刻がある。
- この地方では、珍しい造りや価値ある彫刻もある由緒ある神社で、文化財的価値も高い。
- 現在、屋根の損傷がひどく、早急な修復が必要である。
2.新町内会長 稲垣実 就任あいさつ
私は生まれも育ちも古井町で、地域の方々に育てていただきました。その恩返しの意味でも町内会長の大役を受けることにしました。私は安城市で36年間、教員として勤め、最後の新設校梨の里小学校では、地域・保護者・教職員・子どもたちと共に学校づくりをゼロから進めてきました。この経験を活かし町内会長の重責を果たしていきたいと思います。
歴代の町内会長が積み上げてこられた業績や、昔からの古井町の良さと伝統など、変えてはいけないものは何かを見極め大切にしていきたいと思います。また、超高令化社会・少子化社会・情報化社会・グローバル社会など、新しい社会の変化に対応した町内会づくりも必要だと思います。そのためにも町民の声を聞き、評議員・組長・班長や各種団体の方々と力を合わせ、一つ一つ粘り強く、誠意をもって取り組んでいきます。
杉浦正之前町内会長へのお礼
杉浦正之様には、2004年度から4年間副会長、2008年度から8年間、町内会長としてその重責を果たして頂きました。12年という長い任期の間、「ふれあい広場」「見守り活動」「防災マップ作成」「倉庫建設」「青色パトロール結成」「防犯モデル地区推進」などなど、数え切れないほどの新規事業に取り組み、成果を上げられました。杉浦様は、休みの日や、平日の勤務時間外もいとわず働いてみえ、その働きぶりは誠実そのものでした。町民の皆様と共に、心より感謝申し上げます。
3.班長さんが、会員名簿の確認に伺います。
班長さんが、お名前と町内会費の納付方法の確認に伺います。この確認をもとに、次回の回覧板で町内会費納付のお願いをする予定です。古井町内会会員を次のようにとらえています。
- 同一敷地内においては、2世帯でも1世帯とします。敷地が違えば、別世帯(別会員)でお願いします。
「近くにあととりが住んでいるのだけど、町内会費は、両方とも払わなければならないのか?」という質問を受けることがあります。班が同じでも別々に会員名簿への登録をお願いします。
4.廃品回収予定表は全戸配布です。
古井町の廃品回収は、町内会はもとより、安祥中・南部小・子ども会・老人クラブ・歴史研究会の各団体が、一生懸命取り組んでいます。この取り組みが、安城市清掃事業所や回収業者からほめてもらっています。
限りある資源を大切にすることは、次の世代のためでもあります。2016年度もよろしくお願いします。町内会や各団体の貴重な財源にもなりますが、廃品回収を通して人と人との関わり合いが広がることにも大きな意義があります。過去4年間の廃品回収の実績は下記の通りです。年々、少しずつ減ってきています。
雑誌(ざっし)・古新聞・ダンボール・雑紙(ざつかみ)は、業者回収やゴミステーションではなく、廃品回収へお願いします。
5.町内会費納付率は、2015年度は99.9%でした。
☆ みな様のご協力に深く感謝申し上げます。
皆様からの町内会費は、安全・安心で、住み良い町づくりや、町民の方々のふれあいを深め、連帯感を高める諸事業に活用していきます。
集合住宅によっては、家主さんや管理会社が、家賃と一緒に町内会費を徴収して、入居者全員分を一括して振込んでくれるところがあります。未納者がいないという点では、ありがたい配慮だと思います。
- 住民税(市民税や県民税)をちゃんと納めているのだから、町内会費まで払う必要があるのか。
- 町内会には世話になっていない。
- しがらみのない生活がしたくて引っ越してきたのに。
道路も側溝も公園も市や県が造ってくれます。ゴミの回収も市がやってくれます。防犯灯やカーブミラーや信号機など公共の設備も同じです。残念ながら、町内会は住民生活に対して何もしていないような意見をお持ちの方がいらっしゃいます。他町の方が、毎年99%以上の納付率にびっくりされます。しかし、例え1%未満の未納とはいえ、不公平です。100%納付を目標に根気強く呼びかけています。
防犯灯が古井町内に95基あります。1ヶ月の電気代1基につき約285円は、町内会が払っています。蛍光灯が切れれば、その交換費用は2,400円です。ゴミステーションは、隣接地権者のご厚意によるものです。場所を提供して下さっている地権者もいます。公共設備の設置や環境整備には住民の意見や同意のとりまとめなどで町内会が奔走しています。古井町公民館は、住民負担で建設され、幅広く活用され、健康・文化・教養・交流の促進に活用されています。光熱費・修繕費などの維持費がかかっています。また、だれにとっても安全・安心な町づくりを支えている消防団・老人クラブ・子ども会・見守り隊・環境保全会などそれぞれの活動を、町内会が支援しています。どの団体も地域の絆や縁を育んでくれています。
今後とも、人と人との関わりの中で、皆様お一人お一人が地域の支えとなって下さいますようお願い申し上げます。
災害時、あの家は町内会未加入だから、ほっといていいわけではありません。孤立死も防がねばなりません。班長による全世帯安否確認も町内会加入・未加入の差別をつけてはなりません。見守り活動も同じです。今年度も皆様の公平なご負担で、町内会を運営していきたいと思います。ご理解とご協力をお願いします。
集合住宅によっては、管理会社が、家賃と一緒に町内会費を徴収して、入居者全員分を一括して振込んでくれるところがあります。未納者がいないという点では、ありがたい配慮だと思います。しかし、「回覧板は回せないのでいらない。」「募金は集めてくれる人がいないので勘弁してほしい。」入居者のライフスタイルがどうであれ、入居者同士の関わりが少ないのが残念です。回覧板や募金・安否確認などは、ご近所との関わりを持つことができ、防災や・防犯・福祉など地域力を培うことができます。班長さんにとっては面倒なことですが、地域で暮らしているという実感が持てると思います。
今後とも、人と人との関わりの中で、皆様お一人お一人が地域の支えとなって下さいますようお願い申し上げます。
2016年3月27日
古井町町内会長 稲垣実
(といあわせ)古井町内会事務所 〔平日午前中〕
電話 0566-76-3430
町内会回覧板検索=http://katyou-nikki.hatenadiary.jp/