ごとくをえんじたくぼしおりさん

2023.9.8 (0) 久保史緒里さん(細居幸次郎さんさつえい) 595-842

ごとくをえんじたくぼしおりさん、すてきだな。ほそいこうじろうさんのしゃしんをはいしゃく。

ごとく(とくひめ)とは

おだのぶながといこまきつののむすめ

  • ごとく(とくひめ)は、1559ねんうまれ。ちちはおだのぶなが、はははのぶながさいあいのじょせいといわれたそくしついこまきつのです。
  • おだのぶながのせいさいはのうひめ(きちょう)ですが、おだのぶながとのうひめのあいだにこどもはおりませんでした。したがって、ちゃくなんおだのぶただ、じなんおだのぶかつ、ちょうじょごとくの3にんをうんだいこまきつのが、こまきやまじょうににゅうじょうするなどせいさいどうようのたいぐうをうけたといわれております。
  • しかし、いこまきつのは、3にんめのこどもごとくをうんだあとにさんごのひだちがとてもわるく、ごとくがたった8さいのとき、1566ねんに、いのちをおとしてしまいました。

とくがわいえやすのちゃくなんにとつぐ

  • ははをなくし、かなしんどったごとくでしたが、9さいにしてはやくもえんだんがもちあがります。
  • おあいては、おだのぶなががみこんだどうめいあいてとくがわいえやすのちゃくなん、まつだいらのぶやす
  • まつだいらのぶやすは、ごとくとおなじ9さいで、しょうらいゆうぼうなもさでなおかついけめんだったといわれ、ごとくにとって、とてもよいえんだんでした。
  • こうして、ごとくは、1567ねんに、まつだいらのぶやすとけっこん。1570ねんに、まつだいらのぶやすはげんぷくし、おかざきじょうしゅにしゅうにんします。
  • これにより、ごとくはおかざきどのとよばれるようになったのです。なお、このとしにしゅうととくがわいえやすははままつじょうにうつりすみ、しゅうとめつきやまどのはおかざきじょうから1きろさきのつきやまにきょをかまえとったものの、じょうしゅせいぼとしておかざきじょうにににゅうじょうしてくることになりました。
  • これがすべてのあやまりだったのかもしれません。そもそも、しゅうとめつきやまどのは、いまがわよしもとのめい。いまがわけはおだのぶながのせいでちょうらくしたため、つきやまどのはおだのぶながをとてもにくんどったといわれております。
  • とうぜん、おだのぶながのむすめごとくにたいしても、あたりがきびしかったようなのです。そんなしゅうとめと、ひとつやねのしたでくらすことになったごとくは、たまったものではなかったでしょう。そんななか、ごとくは、18さいの1576ねんのときに、ちょうじょとくひめをしゅっさん。
  • よくねんの1577ねんにはじじょくまひめをしゅっさんしました。ふたりのこどもにめぐまれてうれしいはずでしたが、よつぎとなるだんしではなかったため、ごとくはしゅうとめつきやまどのにいやみをいわれます。さらに、しゅうとめつきやまどのは、ちょうなんまつだいらのぶやすに、ほかのそくしつをもつことをすすめ、じっさいにおだけのかたきたけだしかしんあさはらまさときのむすめやひなたときまさのむすめなどをむかえたのです。
  • ごとくはこれをよくおもいませんでした。だんしをうめんごとくにたいして、まったくおもいやりのないつきやまどの。よめしゅうとめのかんけいはさいだいきゅうにわるくなり、どうじにごとくとまつだいらのぶやすのかんけいもひえていきました。
  • これをとくがわいえやすがしんぱいして、なんどもおかざきじょうにかよったというきろくがのこされております。ごとくのふまんはちょうてんにたっし、ついにちちおだのぶながにそうだんすることにしたのです。
    ごとく - くぼしおりさん 590-630

12かじょうのそじょうとは

  • ごとくがちちおだのぶながにそうだんしたしゅだんは、たいめんによるはなしあいではなくしょじょうでした。
  • しかも、たんなるてがみではなく「そじょう」のけいしきだったため、「12かじょうのそじょう」とよばれます。
  • このそじょうに、しゅうとめつきやまどのとおっとまつだいらのぶやすのつみをかきつらねたのです。たとえば、いかのないよう。
    • つきやまどのはあくにんで、じじつをまげて、わたしとまつだいらのぶやすのなかをさこうとしている。
    • わたしがじょししかうまんといって、たけだかつよりのかじん、ひゅうがやまとのかみのむすめをよびだし、まつだいらのぶやすのつまにした。
    • つきやまどのはいしとみっかいして、たけだかつよりとないつうしとる。
  • おだのぶながは、このそじょうをよんでおもくうけとめ、かわいいむすめ、ごとくのよめしゅうとめもんだいのかいけつさくをしあんしました。そのかいけつさくとは、なんと、しゅうとめつきやまどのとおっとまつだいらのぶやすのりょうしゃを「さつがいすること」だったのです。まさに「なかぬなら、ころしてしまえ、ほととぎす」というかんがえかた。
  • このめいれいにたいして、とくがわいえやすは、やむをえず、りょうしょうします。これにより、1579ねん8がつにつきやまどのはこやぶむら(いまのしずおかけんはままつし)でとくがわけかしんによりざんしゅ。
  • どうねん9がつにまつだいらのぶやすはふたまたじょう(いまのしずおかけんはままつし)でせっぷくすることとなりました。つきやまどのはせいねんふしょうですが、およそきょうねん40さいぜんご。まつだいらのぶやすはきょうねん21さいでした。
  • なお、いくらおだのぶながのめいれいでも、とくがわいえやすがせいさいとちゃくなんのさつがいをやむをえずりょうしょうするとはかんがえにくいといわれております。したがって、ほんとうのところは、ちゃくなん、せいさいとたいりつしたとくがわいえやすがよめしゅうとめもんだいにびんじょうして、ふたりをしゅくせいしたのではないかというせつもあるのです。
    えぬえいちけい - ごとく 610-630

きょうでいんせいせいかつ

  • こうして、1580ねん、ごとくは、おだのぶなががきょじょうするあづちじょう(いまのしがけんおうみはちまんし)へとでもどりました。
  • しかし、2ねんごの1582ねんに「ほんのうじのへん」がおこり、ちちおだのぶながとちょうけいおだのぶただをうしなうのです。
  • これによりごとくは、じけいおだのぶかつやいこまし、とよとみひでよし、まつだいらただよし(とくがわいえやすのよんなん)などにほごされ、さいこんはせず、78さいまできょうでいんせいしとったとつたえられております。
  • なお、ちょうじょとくひめは、まつもとはん(いまのながのけんまつもとし)しょだいはんしゅ「おがさわらひでまさ」のせいしつとなり、じじょくまひめはくわなはん(いまのみえけんくわなし)2だいはんしゅ「ほんだただまさ」のせいしつとなりました。
  • じぶんがかいたてがみ1まいで、おっととしゅうとめをしなせてしまったことを、ごとくはほんとうのところ、どうおもっとったのでしょうか。ちちおだのぶながにそうだんをせにゃあ、おっとまつだいらのぶやすがとくがわいえやすのあとつぎとなり、えどばくふだい2だいしょうぐんとなっとったのはまちがいありません。
  • そうすれば、ごとくもしょうぐんふじんとなっとったはずなのです。ごとくは、ちちおだのぶながにそうだんしたことをこうかいしたのか、せんかったのか。よめしゅうとめもんだいのねぶかさがかんじられます。なお、つきやまどのがいしとみっかいし、たけだかつよりとないつうしとったというじじつは、いまだにかくにんされておりません。

〔ねたもと〕